■第14回 日本抗加齢医学会総会レポート(第12回)
【12】コミュニケーションの秘訣!
受診者は不安を抱えて病院に来ているので、受診者とのコミュニケーションが重要です。また、受診者に生活習慣の変化を促す際に、受診者に押し付けても習慣化しないので、受診者が決断、選択させることがポイントです。
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(1)受診者の心理
◆パニック、クレーム防止
アンケートを集計した結果、最も大きかったのは「病気のことよりも、ただ不安だった」ということが明らかになった。不安を放置すると、パニック、クレームの起爆剤になる。
◆受信者の不満
「医師、看護師の対応が機械的」「医師、看護師の対応が目を合わせない」など。
患者さんは「不安を理解して欲しい」「私を見て欲しい」「体の不調を言葉で伝えるのは難しい」と不安を感じているので、「何か不安なことはありませんか?」という一言が重要。
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(2)コミュニケーションの秘訣!
◆親しみやすい
微笑む、視線を合わせることで、受診者とラポールを作り、場(良い雰囲気・空間)を作る。立ち位置、手の出し方を工夫する。
◆スピードを合わせる
観察する。呼吸を3回合わせる。頷く、話す、食べる、歩くなど相手とスピードを合わせる。
◆相槌力
相槌で、関心、理解を示す。
◆声のトーン
声のトーンを合わせることで、共感を感じる。
◆残心
言葉掛け、態度、握手などでこころの余韻を相手に残す。
「大変でしたね」「お大事になさってくださいね」と声掛けする。
(3)認知機能
◆感情と脳の関係
好き、嬉しい、欲しいと思った時、脳の特定部分「眼窩前頭皮質」(がんかぜんとうひしつ)が活性化する。
◆選択させることで行動を促す!
選ぶという行動が、そのことを好ましく思うことが分かってきた。
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*このレポートは、2014年6月6日から8日までの3日間、大阪で開催された「第14回 日本抗加齢医学会総会」での講演会で聴講した内容を元に作成しています。
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<参考投稿>
第14回 日本抗加齢医学会総会レポート
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② 江戸時代の食事に戻ろう!
③ 腸内環境を改善しよう!
④ 糖質制限食の効果!
⑤ 痩せ過ぎ注意!輝く女性になる食べ方!
⑥ 薬膳・クルクミン効果!
⑦ デトックスと栄養 !
⑧ 松尾流アンチエイジング調理法!
⑨ 健康長寿、介護予防のためには、適度な運動は不可欠!
⑩ 咀嚼力と健康長寿!
⑪ 見た目のアンチエイジング!
⑫ コミュニケーションの秘訣!
⑬ 思い込みを外して自分らしく生きる!
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