■第14回 日本抗加齢医学会総会レポート(第2回)
【2】江戸時代の食事に戻ろう!
食事の選択肢が増えましたが、コンビニに行っても加工食品しかなく、ナチュラルなモノはありません。
急速に悪化する食生活を見直すために、狩猟時代、江戸時代の食事に戻ることを考えましょう!
◆今世紀に入って食事の変化が著しい!
米国ではⅡ型糖尿病が1994年と比較して3倍に増加した。本格的に増えたのは2000年からで、この頃、小麦の品種改良が進んで、小麦に含まれるグルテンの量が増えた。日本は小麦を60%輸入、80%は米国産なので、日本で消費される小麦の約半分は米国産。グルテンはアミノ酸に分解されない。脳に作用するので、中毒性がある。脳がフワッとした感じになる。
◆精製された食品は危険!
砂糖、白米、小麦粉、食パン、菓子パンなど、精製された食品には、中毒性があり、肥満や生活習慣病の原因となる。
清涼飲料水、菓子に多く含まれるコーンシロップ(果糖ブドウ糖液糖)も同様。
精製された食品を摂ると、血糖値が急上昇する。インシュリンが沢山分泌されるので、その後、血糖値が急降下する。この様な血糖値の急上昇と急降下を繰り返すと、善玉ホルモン「アディポネクチン」が作れなくなり、動脈硬化、糖尿病になる。
糖尿病の人は90歳まで長生きできない。認知機能が維持できない。
◆食事が元に戻れば、体も元に戻る!
旧石器時代、狩猟時代には、肉、魚、木の実中心の食事だった。
ニューヨークには「産業が発展する前の食生活に戻ろう!」というコンセプトのレストランも登場した。日本で言うと、江戸時代。
原始時代、江戸時代は食材を加工せず、手作りの食事を食べていたので、生活習慣病はほとんど存在しなかった。
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*このレポートは、2014年6月6日から8日までの3日間、大阪で開催された「第14回 日本抗加齢医学会総会」での講演会で聴講した内容を元に作成しています。
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<参考用語>
(1)グルテン
グルテン – Wikipedia
アメリカの健康志向派に話題の「グルテンフリー」ってなに?
(2)アディポネクチン
アディポネクチン – Wikipedia
アディポネクチンの効用とアディポネクチンを増やす食品とは
<参考投稿>
第14回 日本抗加齢医学会総会レポート
① 1975年の食事に近付けよう!
② 江戸時代の食事に戻ろう!
③ 腸内環境を改善しよう!
④ 糖質制限食の効果!
⑤ 痩せ過ぎ注意!輝く女性になる食べ方!
⑥ 薬膳・クルクミン効果!
⑦ デトックスと栄養 !
⑧ 松尾流アンチエイジング調理法!
⑨ 健康長寿、介護予防のためには、適度な運動は不可欠!
⑩ 咀嚼力と健康長寿!
⑪ 見た目のアンチエイジング!
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⑬ 思い込みを外して自分らしく生きる!
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