山梨県笛吹市にある無農薬野菜農家「カルタファーム」の根津和彦さん、夏井秀和さんに、「無農薬野菜を作るために大切なこと」について、お話を伺いました！
（１）訪問の経緯
～（私の疑問）「安心安全な野菜は無いのか？」
健康を維持するには野菜を沢山摂るのが大事ですので、私は毎日野菜を多めに摂っています。
でも、最近の野菜は栄養価が落ちている、農薬、肥料の過剰使用により、安心安全な野菜が少ないのも事実です。
数年前から、いくつかの健康志向系企業の野菜ＢＯＸを試しましたが、生産者ではないことから、新鮮では無いことも結構ありました。
先日、友人にお誘いを受け、カルタファームさんでの農業体験に参加したところ、味が濃厚な本物の野菜たちに出会いました。その後、毎週宅配で購入していますが、野菜が新鮮で、味も濃く、大変満足しています。
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無農薬野菜栽培歴２５年の夏井秀和さん
（２）無農薬野菜を作るために大切なことは？
■土壌作り
＊草、野菜の皮などは畑に戻す。
＊微生物が分解する力で腐葉土の様になる。
意外とシンプルだが、土作りが重要！
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■肥料は最低限しか与えない！
＊肥料をたくさん与えると、一見立派に育つ、均一に大きくなるので、農家は肥料を沢山使う傾向にある。しかし、肥料が過剰だと野菜が根を張らないので、健康的な野菜ができない。病気や虫から身を守る成分が少ないので、病気や虫にも弱い。
＊堆肥は必要ない。家畜のえさ抗生物質が入っているので、堆肥を使うと土壌菌が死ぬ。競走馬の馬糞は例外的に使う場合がある。
＊肥料は土壌が不足しているミネラル（サンゴ粉末Ｃａ、海藻粉末Ｋ、有機Ｍｇ、魚粉、大豆粕など）を足すだけ。
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＜肥料の過剰使用の弊害＞
＊野菜が根を張らない。
＊野菜の栄養成分が下がる。
＊硝酸態窒素（発がん性物質）が増える。
＊雑草が異常に生える。
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■水も最低限しか与えない。
＊根がしっかり張って、丈夫な野菜が育つ。
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■雑草は全て抜かない！
＊弦状のモノ、背の高いモノ、外来種を除き、雑草は抜かない。
＊雑草を抜かなくても、野菜が元気であれば、雑草に負けない。
＊雑草を抜くと、本来雑草を好む虫が、野菜に付く。
（近隣のブドウ農家も、全て抜く、ほとんど抜く、ほとんど抜かないなど様々）
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■混植すると野菜は育つ！
＊混植する野菜の相性はある。
＊相性の良い野菜同士を一緒に料理すると美味しい！
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■野菜が虫に食われても付けたままにする！
＊他の野菜が虫に食われない物質を出す。
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カルタファームさんの野菜宅配ＢＯＸ。夏井さん手書きの説明が好印象！
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（３）その他興味深い体験、話
■酵素栄養学 鶴見隆史先生（鶴見クリニック）もカルタファームの野菜を推薦。
＊患者さんに推薦する農家のリストにも入っているので、顧客の半分は鶴見先生ご紹介だそうです。
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■野菜をなでると良く育つ！
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■花も食べられる！（ルッコラの花、菜の花）
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■有機ワイン用ぶどうも栽培！
＊今年は有機ワイン用のぶどうの苗を栽培して、３年後(?)有機ワインも栽培予定。山葡萄も掛け合わせた品種なので、ポリフェノールが１０倍だそうです！
＜カルタファームさんのHP＞
http://farm.culta.co.jp/
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