フィトケミカルとは、植物が紫外線、害虫、細菌など外敵から守るために持っている植物化合物で、植物栄養素とも呼ばれます。
ビタミン、ミネラル、食物繊維に続く、第7の栄養素で、数千種類存在するとも言われています。
ガン、生活習慣病、老化の防止に役立つ成分も明らかになっており、これからますます注目される成分です。
<フィトケミカルの特徴>
*外敵に触れる皮・葉・根に多く含まれる。
*果物や野菜の色素、香り、味(苦味・辛味)などの成分。
*抗酸化作用、抗菌作用、抗ガン作用がある。
<フィトケミカルの薬理作用>
1番目は、抗酸化作用です。体の中の細胞で発生した活性酸素を中和する働きがあります。
2番目は、抗炎症作用です。体の中では様々な炎症が起きています。動脈硬化も炎症ですし、メタボリック症候群の方の脂肪細胞で起きていることも炎症ですし、アルツハイマー病の脳の中の変化も炎症と言われています。
3番目は、抗ガン作用です。ガン細胞を増殖抑制して、ガンを予防効果があります。
<主なフィトケミカル>
レスベラトロール メリンジョ、ブドウの皮
アントシアニン ブルーベリー、ブドウ、黒米
イソフラボン 大豆
クルクミン ウコン
アリシン ニンニク
ルテイン ホウレンソウ、トウコロコシ
リコペン トマト・スイカ
ジンゲロール ショウガ
βカロテン ニンジン
βグルカン キノコ類
(*)レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で、長寿遺伝子を活性化するとして注目されています。
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<参考HP>
フィトケミカル – Wikipedia