医療最前線
「女性のカラダとこころ」シリーズ
4.正しいピルの知識と上手な使い方
医療の最前線で活躍する産婦人科医から聞いた目からウロコの話の第4弾です。
日本では欧米と比較して普及していませんが、不妊治療の専門家の彼は、積極的な使用を勧めています。
◆ピルは卵巣を休ませる薬なので、不妊対策になる!
若い頃から(初潮が始まったら)ピルを飲み始めて、生理を3-4か月に1度に減らすことで、卵巣を休ませることが出来るので、不妊対策になる。
◆生理痛、月経時の出血が激減!
ピルを使うと生理痛が激減する。
さらに月経時の出血も激減するため、貧血の予防にもなる。
また、月経を3〜4ヶ月に1回にする事ができるので全ての女性にとって生理の負担を非常に軽くする事ができる。
◆子宮体がん・卵巣がんの予防になる!
ピルを飲み続けると子宮体がん・卵巣がんの発生を半分以下に減らすことができる。
◆月経周期を自由にコントロールできる!
ピルを服用していると、いつ生理を起こすか、タイミングを自由に決める事ができるので、生理が旅行、受験などと重ならないようにできる。
◆ニキビ・多毛症を抑えるタイプもある!
男性ホルモンを抑えるタイプのピルもあり、副効果として、ニキビ・多毛を軽減することもできる。
皮膚科で治らないニキビが治る事もしばしばあり、思春期の女子が多く訪れている。
◆緊急避難薬もある!
性交渉後72時間以内であれば、望まない妊娠を避けることができる。
さらに子宮内避妊具を挿入すれば性交後1週間まで妊娠を予防する事ができる)
る。
◆海外のピルも有効!
日本では販売されていないピルやその他の薬やワクチンも、医師は自分の患者の治療のために海外から輸入することができる。
日本では手に入らない薬の中にも、非常に優秀な薬が多くある。
ただし、患者がインターネットなどで薬を個人輸入して使用する事はとても危険。海外では普通にニセ薬が横行している。
娘(19歳)も東京(南青山)にある講演した彼のクリニックで、がん検診も含めた個人検診を受け、ニキビ・多毛を軽減するタイプのピルを服用し始めました。
ニキビは3-4か月、多毛は1年で軽減するようです。
医療最前線
「女性のカラダとこころ」シリーズ
1.がん検診、定期健診の実態と賢い受け方
2.子宮頸がん予防! HPVワクチンの実態と受け方
3.性感染症の実態と対策
4.正しいピルの知識と上手な使い方
次回、
第5回目のテーマは、「バストアップ」
第6回目のテーマは、「プライベートドクター」
お楽しみに!