医療最前線
「女性のカラダとこころ」シリーズ
1.がん検診、定期健診の実態と賢い受け方
医療の最前線で活躍する産婦人科医から聞いた目からウロコの話です。
◆がん検診、定期健診の実態
医師の技量は様々。検診テクニックも様々。
企業・学校・自治体などの集団定期健診では、実は、早期発見が難しいケースや見逃しが起きるケースも多々ある。
例えば、乳がん検診には、触診、マンモグラフィー、乳腺エコー以外にも、サーモグラフィーという合わせて4種類チェック方法がある。
本来は触診でどこが疑わしいか目星を付けたうえで、乳腺エコーで入念にチェックする。マンモグラフィー、サーモグラフィーでもチェックする必要がある。
なぜかというと、それぞれの検査方法でしか、見付けられない種類のがんがあるから。なのに集団定期検診の場合は、ひとつの検査しかしない場合が多い。
集団検診では、乳がん検診で触診すらしない場合もある。
触診も機材を使ったチェックも技量が必要なのだけれど、経験があまりない医師が検診することも多いので、「定期健診で見つかったときは、ガンがかなり進行していた」というケースもみられる。
◆がん検診、定期健診の受け方
早期発見のために、信頼できる医療機関、クリニックで、個人検診を受けた方がベター。
医療最前線
「女性のカラダとこころ」シリーズ
1.がん検診、定期健診の実態と賢い受け方
2.子宮頸がん予防! HPVワクチンの実態と受け方
3.性感染症の実態と対策