医者の世話にならない生きかた
東京大学名誉教授 渥美和彦 著
ダイヤモンド社
■放っておいても治る病気は多い!典型的なものは「風邪」!
■体を治すのは「自然治癒力」!
■体調不良のほとんどは、体のバランスの崩れが原因!
■体に一番悪いのはストレス!
■プラスのエネルギーで満ちている病院は良い病院!
■「自分に合った掛かりつけの医者」が良い!
風邪は、ひどくなって肺炎など併発していなければ、体を温めて消化の良い食事を摂りながらゆっくり寝ていれば、2,3日で回復する。
人間には自然治癒力が備わっている。熱が出るのは免疫系がきちんと働いているから。抗生物質、解熱剤、ビタミン剤など、どれも不要。
体温が40℃を超えれば解熱剤で抑えるべきだが、39℃以下であれば、放っておくべき。自然治癒力を薬で抑え込むような真似をしてはならない。
体調不良のほとんどは、体全体のバランスが崩れていることが原因。
ストレス、気候の変化、生活習慣などのいろいろな原因が重なって、全体の循環が悪くなったり、エネルギーが低下したりしている。
薬でひとつの症状を抑え込んだところで、別の症状に現れるだけ。
漢方医学、チベット医学、インドのアーユルヴェーダ、東洋医学など、伝統医学では体全体のバランスを診ることを得意としているものが沢山ある。
ストレスを溜めないように戯れる(たわむれる)のが一番。
子犬か何かを相手にするかのように、追い払ったり、身をかわしたり、屋根に上って地上を見下ろすように自分の物事を外に置いて考えてみる。
病院という空間は、病を抱えた人たちで溢れかえっているので、マイナスのエネルギーが充満する場になりがち。
プラスのエネルギーを呼び込もうという努力をしている病院が、良い病院。
医者は、人格者、「人間好き」であるべき。
近所に、日頃からちょっとした体調の不良を相談できる「掛かりつけ医」を持っておくと良い。